埼玉県蕨市のフィリピン人中学生とその両親の帰国問題について、報道ではやはりフィリピン人に同情する意見が多いようだ。
そりゃあさあ、同情する気もわかる。かわいそうだ、中学生に罪はない、日本に住まわせようなんていう気持ちもわかる。そう言えば、いい人にも見える。
だけど、やっぱりそれっておかしい。両親の滞在を認めないことを批判するなら、そもそも外国人の入国を規制すること自体がおかしいと主張しないと筋が通らない。
この両親は、パスポートを偽造する悪質な方法で入国した。これが、その後何年も生活し、問題も起こしていないからいいじゃないか、というのならば、まさに「やったもん勝ち」だ。この手の犯罪、すなわち不法入国は当然増えてくるだろう。
テレビ朝日の報道ステーションなんて、税金を払ってきたことを強調していた。永住外国人の選挙権に関する報道と共通するが、
「そんなの全く関係あ・り・ま・せ・ん」
選挙権も、国籍も、金では買えません。納税は労働者の義務です。この両親も日本で働いていたので、その義務を果たしていたに過ぎません。不法入国して不法就労して脱税してたら目も当てられないでしょ?
こういうことを言うと、すぐ冷たい人だとか、悪い人だとか言われる。
でも、もう一度よく考えて欲しい。
今、何のコマーシャルか覚えていないけど、
「世界のエネルギーの80%を、世界の20%の人が使っています。日本はその20%に入っています」
みたいなこと言ってるよね?
世界では今でもたくさんの人が餓死している。テロに苦しんでいる。独裁に苦しんでいる。それなのに、日本人は安全で、物にあふれ、自由を手にしている。これはなぜかというと、世界各地で苦しんでいる人が日本にどっと押しかけて来ないよう、入国をキチッと制限しているからだ。それが現実だ。
国際化なんて、簡単に言う政治家もいるけど、本当に区別なく「誰でも来ていいよ」なんてやると、大量の飢餓難民、政治難民、テロリストなどがやって来る。それだけ、日本は世界から見ても恵まれた国なのだ。
そうすれば、当然治安は悪化するし、職も奪い合いになる。経済は低迷し、豊かさは失われる。世界の恵まれない人がかわいそうだ、何だといったって、自分たちの豊かさを失ってまで助けようなんて心の広い人はそういないだろう。
「不法入国だって、日本滞在を認めるべきだ。政府はヒドイ」何て言っている人は、その「ヒドイ人」たちのおかげで、自分たちは裕福な生活ができているのだと自覚しなくてはいけない。